APESはAska Peritoneal Dialysis Educational Societyの略語です。
腹膜透析(PD)は日常生活活動に有利であるなど、多くの利点のある治療なのですが、
腹膜透析を管理する医師がカテーテルを留置できない問題が広がりにくい原因の一つとなっています。
外科医ではなく、「腎臓内科医が腹膜透析カテーテルの留置術を習得しよう!」
という世界でも初めてのプログラムを、王子病院の窪田先生が立ち上げられ、
平成22年より継続、今までに700名以上の腎臓内科医を指導されてこられました。
Askaは王子病院の近くにある桜の名所、飛鳥山公園のことだそうです。
私は第4回APESに参加させて頂き、ご指導頂いたことがPDに積極的になるきっかけとなったのでした。
おかげさまで藤田保健衛生大学病院から大同病院に移りました際に、PD治療を導入することができ、
今も沢山の患者さんを診させて頂くことが出来ました。
今回は、先週末に名古屋でAPESを開催され、お助けフォース(臨時指導医)の一人として参加させて頂くことが出来ました。
これからPDに積極的に関わっていこうという沢山の若い先生方に触れ、気持ちを新たにすることができました。
また、世話人の篠崎先生のご講演では、PD治療が腎代替療法の選択肢ではなく、
残存腎機能を延ばす過程の保存期治療の一つであるという考えにも胸を打たれました。
窪田先生をはじめ、準備をなさった方々に感謝しております。
私は、ご高齢の腎不全患者さんにとても向いている治療であると考えておりますが、
必要とされ希望される患者さん全てに、これからもPD治療の正確な情報・治療を提供していきます。
話を聞いてみたい方は、お気軽にご連絡ください。
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