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ADPKD(多発性嚢胞腎)をご存じですか。


  • ADPKD(多発性嚢胞腎)は、腎臓に多数の嚢胞が発生・増大し、腎臓の働きが低下していく遺伝性の病気です。
  • 2017年に日本で透析導入となった患者さんの2.6% 約1000人がこのADPKDによると報告されています。

 

  • 私は研修医の時に初めてADPKDの透析患者さんにお会いすることができました。
  • とても気さくな方でよく透析患者さんの生活などを話して教えてくださいました。
  • お腹が大きいことと、原因不明の高熱を毎年繰り返されていたことが特徴の方でとても印象深い患者さんでした。
  • 前者は肝臓・腎臓に多発性の嚢胞があるためで、また後者の発熱は嚢胞感染によるものだったのです。

 

  • 当時は、根本的な治療法がなかったのですが、2014年から本邦発のトルバプタンという薬が登場。
  • これにより透析導入までの期間が遅れることが認められており、私も数名の患者さんに投与させて頂くことができ、その効果が期待されています。
  • また、他にも幾つかの治験も進んでいると聞き期待されています。

 

  • 先週末には、多発性嚢胞腎フォーラムに参加し、「患者さんとご家族のための多発性嚢胞腎(PKD)療養ガイド2019」が新たに発刊されたことを知りえました。
  •   http://lifescience.co.jp/shop2/index_0183.html
  • 実際に聞きたいことに応えており、とてもわかりやすい内容になっています。

 

  • 病気のメカニズムなど正しい情報を本やネットで知って頂くのがとても重要です。
  • 「ADPKD.JP 多発性嚢胞腎がよくわかるサイト」
  •   https://www.adpkd.jp/
  • ご不明な点や疑問がありましたら、当院に聴いていいただければ応えていきますので、ご利用ください。

当医院について


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