【手足口病とは】
【今が感染のピークです!】
【プールやお風呂にはいつから入れるの?】
まず、この3つが条件となります。
・発熱がないこと
・口内炎が治り、食事が出来ること
・水疱が乾燥し、破れる恐れがないこと
自宅のお風呂は、発熱や嘔吐・頭痛など髄膜炎合併を疑う症状がなければ可能です。
プールの場合は他人へうつす恐れがあるとともに、プール熱や中耳炎など別の感染症にかかってしまうこともあります。
特にプールは体力を消耗するため、食事ができ、体力が回復し免疫力がもどるまでは避けるべきと考えます。
手足口病の場合、症状としてはおおむね1週間で治まるのですが、便には約1ヶ月間ウイルスが排出され、感染の機会となりえます。
大人でも感染する場合があり、おむつを替える際など、処置後の手洗い・顔特に口に手をもってこないことなどが特に重要になります。
【登校、登園は可能でしょうか?】
手足口病は、学校保健安全法において、「学校において予防すべき感染症」として個別に規定はされておらず、流行の阻止を狙っての登校(園)停止は有効性が低く、不顕性感染や症状がなくなってからのウイルス排出期間が長いことからも現実的ではないと考えられています。
患児の状態が安定していれば、登校(園)は可能ですが、症状が消失した後も2〜4週間にわたり児の便などからウイルスが排泄されます。
流行期の保育園や幼稚園などの乳幼児施設においては、手洗いの励行と排泄物の適正な処理が感染予防対策となります。
またタオルや遊具(おもちゃ等)を共用しないことが望ましいですが、小さなお子さんでは現実的に難しいですね。
手足口病を疑われた場合は、口内が痛くて食べられないことが困りますね。おかゆや麺類などが比較的食べやすいようです。
本症を疑われ合併症などご心配な場合や、解熱鎮痛薬をご希望される場合は、来院ください。
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